スープだけ売ってる店
ブダペストもいよいよ冬突入かという気温でしょうか、最近どんどん寒くなっています。
またカールヴィン広場付近で、スープを飲めるお店を見つけました。
店外ではメニューが確認できないので、外のテーブルでスープを飲んでいる人をみて妄想するしかありません。
何が頼めるかは入らないとわからないので不安ですね。
というわけで、入ってみました。入ってもメニューがどこにあるか不明でしたが、店内入ってキョロキョロしていると、右の壁だと店員さんが教えてくれました。
カールヴィン広場周辺のお店は観光客もおそらく多いのでしょう、ハンガリー語以外も英語表記があります。
注文したものの何が来るのか全くわからないまま受け取るドキドキ感はありませんが、期待を裏切られる注文はせずにすみます。
注文できるものとしては
- チキンスープ
- チリスープ
- タンドリーマサラスープ
- クレームフレーシュ
- コリアンダースープ
です。そこに、チーズやアーモンドなどトッピングが可能です。
タンドリーマサラスープを頼んでみました。どのトッピングが合うか店員さんに聞いてみるとアーモンドナッツが合うといってたので、乗せてもらいました。
カードが使えるか不明ですが、英語は通じます。640ftでした。
ちなみに、私が注文したあと振りかえると、かなり狭い店内に犬とその飼い主が並んでいました。びっくりしました。
ペットフレンドリーで、店員さんもかなりナイスガイなお店です。
熱々では程よい温度です。
スープは具材がたくさん入って、食べ応えもあります。
「タンドリーマサラ」というスープはどういうものかよくわかりませんが、飲むと体がほかほかする感じです。
からさも、唐辛子とは違うインドの香辛料の刺激なので、辛いものが苦手な人でも飲めると思います。
店内に飲食スペースはないので、移動しながら飲むか、店の前の3つあるテーブルのどれかを陣取って飲む感じになります。
Welcome to the 路上駐車
ブダペストをテクテクしていると、路上駐車をたくさん見かけます。
道路の半分がもはや路上駐車の車両によって占有されてたりします。
ブダペストの中心街は、住居に対して駐車場が一対一対応で用意されているわけではありません。
それは建物ができた時点では、自動車が存在してなかったからでしょう。
日本のマンションでは期待されるような、地下駐車場や専用の駐車スペースはもちろんありません。
そのため、通りに本当にみっしりと車が停められています。
車輪が車体に対して垂直に向いて蟹のように左右に移動できる車が開発される日も近いかもしれません。
この縦列駐車は一つの妥協案なのでしょうが、都市発展の阻害要因になることは間違いないです。
センテンドレにいってきた-駅前ギロピタ編
センテンドレの駅前にギロスストップという店があります。
メニュー
メニューはこんな感じです。
ハンガリー語しかありませんが、最近少しずつ読めるようになりわかってきたので解説しましょう。
原文 | 日本語版 |
---|---|
Gyros pita | ふつうのギロピタ |
Gyros pita + sajt | ふつうのギロピタ + チーズ |
Gyros pita + extra hús | ふつうのギロピタ + 肉増量 |
Gyros pita (csak hús) | 肉のみギロピタ |
こう言う感じです。Gyros tál はピタパン(肉を包むナンみたいなやつ)なしのプレートで出てくるやつです。
となりのファラフェルは、ひよこ豆のコロッケです。
北米やヨーロッパ各国の中東料理店でもピタパンに野菜やソースとともに挟み込む形で供されている。アジアでも日本の東京都や京都市、尾道市にこの様に供する店がある。
日本でも各地で食べられるようです。
今回は、Gyros pita + sajtを注文しました。現金で支払う必要があります。
食す
こちらのギロスやさん、注文してから、かなり丁寧に作ってくれます。
ブダペストで食べたものは、ピタパンが冷たかったりしましたが、こちらはレンジであっためつつ手、肉を削ぎ準備するというように店員が手際がよくおこなってました。
ギロピタは、ピタパンに下から野菜、スパイシーソース、肉、ザジキの順に詰めていくのですが、スパイシーソースのあとにチーズが入ります。
味の濃さのバランスがよく、美味でした。
センテンドレにいってきた-ワイン博物館編
センテンドレでは、ワイン博物館というところにいくことにしました。
ボグダーニ通り(Bogdányi út)のレストランの地下にあります。
レストランで食事をする必要はないので、
"Could I enter the wine museum?"
など店員に言うと案内してくれます。
何も言わずに地下に降りていくのはどうなるのかわかりませんが、誰かしたらに声をかけて入場したい旨を伝えておく方が望ましいかと思います。
入場に費用はないですし、特に何か注文しろという圧もない(と思う)のでご安心ください。
店員さんに地下へ案内してもらえます。
時期的なものもあってかこのとき、レストランで食事している人はいませんでした。
店員さんは、「日本人なのかい。ブダペストに住んでるのかい」などと、興味深そうに私の素性についていくつかの質問を英語でおこない、一連の会話をすると満足そうでした。
観光客が多いのでしょう、こういう質問をするのが楽しみなのかもしれません。
地下にいく
螺旋の階段をおりると、ワインがいくつも展示されています。
地下はひんやりとしていて、天井は低くちょっと埃っぽい感じです。ところどころ蜘蛛の巣が貼ってます。
ワイン博物館の正体は、220年前のワインセラーを改造したものです。道具の展示、各地のワインの説明、ワインの販売などを行なっています。
博物館の客は、私以外いませんでした。店員は階段のところまでくると、「天井が低いから気をつけてね」というと、その場で待機して私を待っているようにスマホをいじり始めました。
中の様子
この博物館は、30mほどのびた二つの展示スペースが平行して存在していて、その間をつなぐ通路が10mおきに2つあるようなスペースとなっています。天井は190cm程度でしょうか。
10分もあれば全体を見回ることができるでしょう。
博物館というほど親切な展示には見えませんでしたが、かつてここで
かつて使用されていた年季の入ったワインの
以下の写真の手前もののが、葡萄の破砕道具で、その奥がbascket pressと呼ばれる圧搾機です。
ワイン醸造では赤ワインと白ワインの圧搾のタイミングは異なります。
圧搾とは、果汁またはワインを搾り取ることです。
白ワインでは破砕・除梗(ブドウの茎を除くこと)の直後、アルコール発酵の前に行い、赤ワインでは、発酵を行い始めてから行います。
白ワイン: 破砕 -> 圧搾 -> 発酵 赤ワイン: 破砕 -> 発酵 -> 圧搾
白ワインは、果皮がなく、果汁だけで発酵するので白く、一方赤ワインは、皮ごと発酵させたあと圧搾するので、果皮の色が染み出した赤なのです。
このサイズだと、大量生産は難しいだろうななどと、色々興味深かったです。
購入もできる
店員さんは、特にどういうサービスがあるのかをこちらから聞かない限り教えてくれませんでしたが、博物館に値札が貼られたワインがあり、聞いてみると購入可能でした。
これは、地下案内してくれた店員さんはワインを紹介してくれるのに、「こっちにワインがあるよ」というために私の方を振り向いた時に天井にたまたあった低めの段差に頭をぶつけていました。
とても痛そうに、スキンヘッドぎみの頭をこすっていました。
会計は上のレストランで行います。
せっかくなので、TOKAJのフェルミントの甘いワインを購入しました。
店員さんは、一連のサービスを通してずっと親切でした。
こちらのレストランで食事するのも、とても気持ちがいいことだろうと思います。
私は、特に食事せずにこの場をあとにしました。
<続く>
センテンドレにいってきた-到着編
センテンドレにいってきました。
日帰りで行けるということで、以前から行きたかったのですが、雨が続いていたため気が乗らず、行かずじまいでした。
ところが、最近また晴れてきましたね。嬉しい限りです。
センテンドレは、ブダペストから約20km北にある小さな街です。
センテンドレは聖アンドリューにちなんで名付けられました。セイントアンドリュー -> センテンドレです。
上の写真は、センテンドレで撮影した写真をイカした加工をしてみたものです。どうでしょうか?
センテンドレは、Batthyány tér駅から郊外列車に乗っていきます。
40分程度で行くことができます。
以下のブログにチケットの仕組み等は詳しいです。
バスやメトロに使うシングルチケットのほかに郊外列車用のチケットの購入が必要です。
合わせて、660ftなので片道220ftでいけます。帰りのチケットはセンテンドレで購入できます。
列車の旅
さて、久しぶりに列車の旅です。
駅で、郊外列車を見つける必要があるのですが、最初よくわかりませんでした。
うろうろしてると、センテンドレと書かれた列車があるので、これだろうということで乗り込みました。
私がのったのは平日だったためか、それほど車内は混んでいませんでした。
到着
さて到着しました。
駅から観光地のエリアへと移動する必要があります。
しかし、観光客の集団などはいなかったので、どうしようかなと思ってたところ、駅の正面にwelcomeがありました。
なのでそれに従っていけばいいようです。
石畳をひたすら進んでいきます。
しばらくすると、広場のようなところに着きます。
そこでは、すでにカフェのテラスで談笑したりお酒を飲んだり、もちろんアイスを食べている人もいました。
ここが、センテンドレ。
この街の楽しみ方としては、博物館や美術館、アートギャラリーを訪問したり、レストランで美味しい食事を撮ったりすることが1つにあります。
美術館、アートギャラリーが豊富にあることから、Artist Townとしても知られています。
加えて、バロック建築、ジナゴーグや教会、ハンガリーの工芸品などをみられるのも面白いところだと思います。
色とりどりの家もあれば、教会もありますが、それらは全て、石畳の通りで繋がっています。
空想上の中世のような雰囲気を味わえます。
またブダペストとは違う雰囲気で、素朴な街のほとりとしてのドナウ川を楽しむことができると思います。
有名なのは、アンブレラストリートでしょうか。
この通りを抜けると、そこにはドナウ川があります。
<続く>
中央市場で、スイートランゴーシュを食べた
中央市場で、ランゴーシュを食べてきました。
今回は甘いやつです。
中央市場は、交通の要所の1つであるカールヴィン広場を西にあるいて数分でつきます。
ランゴーシュは以前、豚フェスで食べました。
hungaryrhapsody.hatenadiary.com
一般的かどうかはわかりませんが、ランゴーシュといえば、サワークリームとチーズが乗っかっているものが多い気がします。
そして、サラミなどおかず系を乗せて食べているものも多い気がします。
中央市場二階のランゴーシュ屋さん
中央市場には、野菜や加工肉食品を扱う一階のほか、二階もあります。
二階では主に屋台や、カバンなどのお土産やさんが見られます。
そして西側には、ランゴーシュ屋さんがあります。
この店の前にちっちゃいテーブルがあり、そこで食べられます。
私がいったときには、満員でした。結構人気店なのかもと思いましたが、この日はこの店以外に数店しか空いてなかったので、選択肢がほぼなかったせいかもしれません。
ここでは
- おかず系ランゴーシュ
- スイートランゴーシュ
- パラチンタ
- あと何か
を注文することができます。現金のみの支払いです。
私は、ヌテラを乗せたものを注文することにしました。
「okay!! 2分まってて」
そういうと、店員の方は、カウンター奥にまわり、白いランゴーシュの元をこねこねして油で揚げ始めました。
ヌテラとは?
ヌテラは日本でも食べたことがありました。
イギリス人の友人にもらって、「これが最高なんだ」と教わりました。とても甘かった覚えがあります。
それ以来初めて食べます。
ヌテラの容器はデカデカと掲げられています。
これはその辺のスーパーでも普通に売っているもので、おそらく世界中どこでも手に入るようで、特にどこかの名産というわけではありません。
ヌテラ(伊: Nutella)は、ヘーゼルナッツペーストをベースに砂糖、ココア、脱脂粉乳、香料、乳化剤などの材料を混ぜ合わせた、チョコレート風味の甘いスプレッド。イタリアのフェレロ社が発売している製品で、「ヌテラ (Nutella)」という商品名は同社の登録商標である。
実食
揚げたてほかほか、ヌテラが泥のようにかかった推定カロリー1000kcalの代物です。
味は、超ドゥープです。主にヌテラを食べてる感じです。
ヌテラはかなりドロドロで服につくと大惨事になるので気をつけて食べましょう。
ランゴーシュ自体は、ドーナツような揚げパンのようなものですが、特にそれ自体に甘さがあるわけではないです。
生地がほんのり甘かったりを期待してかじると、油がじわっとするだけなので「お!?」となると思います。
ヌテラを乗せたものは邪道なのかもしれませんが、これを載せることで生地の油分とヘーゼルナッツペーストの中毒性のある糖分が破壊的に味覚を刺激するので、ジャンク好きにはたまらないでしょう。
トルコの友人に聞いたところ、ランゴーシュとかなり近いものがトルコにもあるそうです。
トルコの場合は、ランゴーシュのようなトッピングはせず朝食に食べるのですが、2種類あるそうです。その2種類は発音が難しすぎて聞き取れませんでした。
彼らにとっては特にめずらしい食べ物ではないようです。
ハンガリーの名前のニックネームパターン1
ハンガリーの人の名前のニックネームのパターンを紹介します。
名前は姓と名のうち、名の方を指します。
タイトルにパターン1と書きましたが、2があるかはわかりません。
ハンガリー人の友人に教わりました。
ちなみにアメリカでのパターンは、ロバートがボブになったり、ウィリアムはビルになったりというのがありますね。
語尾をiにする
名前の語尾をiに変えるというのがありそうです。
例えば、PéterはPetiになります。
このパターンで変化する例です。
元の名前 | 元の名前の日本語読み方 | ニックネーム | ニックネームの日本語読み方 |
---|---|---|---|
Péter | ペーテル | Peti | ペティ |
János | イァーノシュ | Jani | イァニ |
Mária | マーリア | Mari | マリ |
日本人の名前でやってみましょう。
元の名前 | 元の名前の日本語読み方 | ニックネーム | ニックネームの日本語読み方 |
---|---|---|---|
Taro | タロー | Tari | タリー |
Satiko | サチコ | Sati | サチ |
このルールの適用は日本人の名前には、結構難しいそうです。
あだ名で読む中世史―ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる
- 作者:岡地 稔
- 発売日: 2018/01/25
- メディア: 単行本