ハンガリー狂詩曲

ブダペストに住む思考の軌跡

マンガリッツァ豚のイベントに参加してみたよ

SZÉKESFEHÉRVÁRI MANGALICA FESZTIVÁLというイベントに参加してみました。ハンガリー語なのでどういうイベントかわかりませんね。

これはSZÉKESFEHÉRVÁR(セーケシュフェヘールバール)で行われているマンガリッツァ豚のイベントです。

Mangalica Fesztivál

  1. . szeptember 4-6. Székesfehérvár, Piac tér (Palotai Kapu tér, az Alba Pláza előtt) A belépés ingyenes Nyitva 10-21h

9月4日から6日の10時〜21時で開催されています。

以下の、ハンガリー 国内の4つの箇所でバラバラの時期に開かれているようです。

  • DEBRECEN
  • SZOMBATHELY
  • SZÉKESFEHÉRVÁR
  • SZEGED

朝からたまたま豚のことを熱心に調べていたら、今月9月にも実施されていることに気づきました。ラッキーです。

マンガリッツァ豚というのは、全身が巻き毛で覆われたハンガリー原産の豚で、2004年にはハンガリーの国宝に指定されました。

マンガリッツァ - Wikipedia

「食べられる国宝」らしいです。世界のなかで国宝と呼ばれるもので食べられるのは、このマンガリッツァ豚だけだそうです。国宝を食べられるなんていうのはファンタジックでいいですね。

そこで、国宝を見にいくことにしました。

列車で移動

セーケシュフェヘールバールまでは列車で移動しました。

チケットは駅の券売機があり、クレジットカードのみで購入可能です。英語で使えるので安心です。

f:id:nektn:20200906030316j:plain
セーケシュフェヘールバールへの列車

この列車は空調も効いており、また全ての座席の窓の縁のところにソケットがあります。なんとサービスがいいことでしょうか、感動しました。しかしwifiはありません。

f:id:nektn:20200906030329j:plain
コンセント完備

セーケシュフェヘールバールはブダペストから1時間から1時間半かかる距離にあり、車窓には、田園風景がひたすら流れます。

f:id:nektn:20200906030816j:plain
途中の駅。どの駅も開放的で美しいです。

列車は、どの駅も改札はなく、乗車中に駅員さんがチケットを確認していきます。

セーケシュフェヘールバール駅から歩いて

美しい駅に到着しました。

f:id:nektn:20200906030941j:plain
セーケシュフェヘールバール駅の外観

ここから、フェスティバルのところまで徒歩です。google mapでは30分かかると表示されていました。ここは、頑張って徒歩で向かいます。

f:id:nektn:20200906035604j:plain
外国にいるなぁという感じがする看板

f:id:nektn:20200906031256j:plain
途中住宅街を抜けます。ブダペスト周辺とは違って、閑静な地域です。

昼の13時近くで、日が昇っており日向にいるとかなり暑いですが、それなりに風が吹いており、街路樹の影に入ると心地よいです。日本とは違う気候区分の地域にいるのだと感じさせられます。

フェスティバルにて

フェスティバル会場に着くと、日本の露店のような形式で、民族的な装飾品から、またまた机やベルトなどかなりカオスなラインナップで店が並んでいました。もちろん肉を販売のお店もたくさんありました。

f:id:nektn:20200906032717j:plain
ソーセージがたくさん売っています

きになるのは衛生面ですが、先にも述べたように、ハンガリーは湿度は低く、日陰だとかなり涼しいのでこのような形態でも大丈夫だと思われます。

露店に挟まれた道を進むと、メリーゴーランドがある中央広場のようなところに着きます。

f:id:nektn:20200906032610j:plain
メリーゴーランドは人生のメタファーです

f:id:nektn:20200906035607j:plain
中央広場にあるステージ

フェスティバルの昼時というだけあって、かなり賑わってました。

昼食

昼食を取ってなかったので何か、食べることにしました。ハンバーガーやホットドッグなど色々店舗がある中で、ハンガリー郷土料理のようなものを提供しているお店で買うことにしました。

f:id:nektn:20200906035926j:plain
フェスティバル感あります

f:id:nektn:20200906035810j:plain
ブッフェ形式のお店。重さで値段が決まる

ちょうど、鉄分を欲していたこともあり、目についたブロックにしたレバーを煮込んだ料理が食べたくなりました。まずそれを店員の方に取り分けてもらうことにしました。

ここで事件がおこります。提供に利用する紙皿いっぱいにレバーの煮込みを載せたのです。まさかその量のレバーのみ注文する客がいるのか、はたまたどうなってるのかわかりませんが、なんとか身振り手振りで1/3の量にしてもらいました。あとはポテトとロールキャベツっぽいものを取り分けて会計しました。どれもかなりゴッソリと載せていたので、4000Ftかかりました。なかなかいい値段ですが、どの程度の重さでどういう会計なのかはわかりません。

f:id:nektn:20200906032018j:plain
3種類を選び、購入した。

ロールキャベツは、Töltött káposzta(トゥルトゥット・カァポスタ。káposztaが「キャベツ」で、Töltöttは「詰めた」という意味です)という料理だそうです(あとで調べました)。キャベツ丸ごとのザワークラウトがあり、その酸っぱいキャベツの丸々の葉で具を包まれています。ザワークラウトの酸味が鼻腔を突き抜け、食欲がさらにわいてきます。

f:id:nektn:20200906034319j:plain
ロールキャベツの中はお米とひき肉

また、レバーの煮込みは程よく旨味を感じ、動物性蛋白の滋味が口いっぱいにひろがります。ポテトはポテトでした。大満足でした。

さらに食べる

これまで、ランゴーシュというのをちょいちょい見かけてきたものの、味わったことがなかったので、この機会に食べてみることにしました。ハンガリー の軽食であり、ストリートフードだそうです。

f:id:nektn:20200906034554j:plain
ランゴシュのお店

上に乗っているのはチーズで、白いのは、サワークリームです。どっちも店員さんにいれるかどうか聞かれます。

f:id:nektn:20200906034605j:plain
1200 Ft。かなりでかい。

これはデザートではないなというのが率直な感想です。サイズもかなり大きく、コンビニのパンを2,3個食べてるような重量感があります。

さて、肝心の国宝ですが、長くなってきたので次回に続きます。