ハンガリー狂詩曲

ブダペストに住む思考の軌跡

フランツ・リストはハンガリー語が話せない?

It must surely be conceded to me that, regardless of my lamentable ignorance of the Hungarian language, I remain from birth to the grave, in heart and mind, a Magyar.

ハンガリー語を知らないことを嘆きながらも、私は生まれた時から墓場まで、心も心もマジャール人であることを認めざるを得ません。

リストの発言です。

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フランツ・リスト肖像画

ハンガリーには、リスト・フェレンツ国際空港という彼の名前を冠した空港があります。空港は国の入り口ですから、彼はこの国にとってに偉人であり、世界に誇るべき人物なのです。

しかし。

ハンガリー語が話せなかったそうです。あるいは話さなかったのかもしれません。

よくわかりません。

では、彼は何語を話していたかというと、母語はドイツ語だそうです。フランス語とイタリア語も話せたそうで、フランス語はかなり流暢に話したようです。

リストの生まれ自体は、オーストリア寄りのハンガリーなのですが、その土地は今はオーストリアのほうに属しているそうです。

ハンガリーの田舎?の方だとドイツ語が通じるというのをどこかで聞いた気がしますが、ドイツ語だけでも全然生活ができたということなんでしょうね。

私が泊まったいくつかブダペストのホテルでも、英語とハンガリー語とドイツ語の表記があったりしたので、ドイツ語は勉強してもいいかもしれません。

参考