ハンガリー狂詩曲

ブダペストに住む思考の軌跡

英語の聞き取れなさをカバーする工夫


『エミリー、パリへ行く』ティーザー予告編&配信日決定 - Netflix

これは、ネットフリックスでやっているドラマです。

アメリカの企業の女性が、仕事のためにフランスに移住して、すったもんだ起こるロムコムのドラマです。

彼女はフランス語が話せないので、職場の人に歓迎されず、また理解できないことをいいことに意地悪されたりするのです。

たとえば、中国人が影で言う悪口を、面と向かっていうのがフランス人だというのです。一部にはそれがフランス人の気質だという説明も劇中に出てきます。ほんとでしょうか?

フランス語を知らない方が平和に暮らせるのかもしれません。

フランスが実際こういう国かわかりませんが、語学力に課題があるために会話が成立しない状況というのはこういう感じなんだというのをフィクションで楽しめます。

工夫して乗り越えよう

英語に限らない話ですが、英語を前提に進めます。

英語が聞き取れないと、日常生活に支障が出たり出なかったりします。

会話のときには、自分が情報を相手に渡し、その内容に従って相手から情報を受け取ります。

そのため、聞き取れないと基本的にはどんどん会話の精度が悪くなっていきます。

友人との会話なら会話の不成立はかわいいものですが、各種機関で必要とされる事務作業のやりとりでは(こちらは主に客側としていくわけですが)、重要な情報を聞きもらしたり、理解できてないまま話が展開してしまったりします。

適当にへらへら愛想笑いしてやり過ごしてもいいのですが、日常生活にそういうささいな支障や不安があると、つまるところその累積和である人生も困るでしょう。

そこで、その困難をごまかしながら使える会話テクニックを紹介します。

  • Yes、Noで答えられる質問をする
  • 別の言い回しを依頼する

Yes、Noで答えられる質問をする

これは、YesとNoはどんなに英語が苦手でも聞き取れるからです。

相手に尋ねたり、返答する時は、極力Yes, Noで相手が返答するような内容を投げかけましょう。

例を示します。

I came here to open my new bank account. Can I do it?

銀行口座作りに来ました。できますか?

I am paying money here. right?

ここで金払います。大丈夫?

It sounded to me like you said this is a toilet detergent. Is that right?

これはトイレ用洗剤だと言ってる風に私には聞こえました。正しいですか?

こんな感じです。

Yes or No?と会話の最後にだめ押ししてもいいでしょう。

無様でもいいのです。YesとNoなら確実に聞き取れます。

正しい情報を手に入れることを優先しましょう。

別の言い回しを依頼する

「ゆっくり喋って」とは言わないことが大事だったりします。

どんな英語でもゆっくり言ってもらえば、理解できると思ってる人が少なからずいます。

実際そういうことは少ないと思うのですが。

人は思考の速度で話をするらしいので、自分が英語が聞き取れない理由を相手の発話のスピードとして、「ゆっくり喋ってもらえませんか」と依頼するのは悪手だと個人的に思ってます。

相手に不要なストレスを与えてしまうと、会話に挑む相手のメンタリティを悪い方向へ導いてしまう可能性があるからです。

一方で、会話が聞き取れないとどうしようもないので、別のアイデアです。

別の言い回しをしてもらって、リスニングの機会を一回増やす。

シンプルです。スーパーマリオでいうと一機増やすのです。

そこで使える言い回しです。

I would appreciate it if you could restate it.

もう一度述べてもらえませんか.

Could you please rephrase that? I'm not sure I understand what you mean.

さっきのを別な風に言い直してくれませんか? 理解できてるかが自信ないです。

なんでもいいのですが、「もう一回いってくれ」だと再度理解できない可能性が高いので、別の言い回しを要求する聞き方をするといいかと思います。

まとめ

異国で生活するというのは、いろんな困難に遭遇することでもあります。

国籍や人種も様々な人たちがいますから、発音やイントネーション、リズムも人によってバラバラで対応が厳しい時があります。

日々の学習を通じてリスニングの能力を上げろという話ですが、一朝一夕に成し遂げられることではありません。

上記で紹介した即効性がありそうな、ちょっとした工夫で、自信をつけていくという方法もいいでしょう。

参考