ブダペスト中央市場のカッテージチーズシュトゥルーデル
大型スーパーの惣菜パンコーナーのようなところでよく食べていたものの、名前すら知らなかったパンについての記事です。
Túrós rétesというパンのような洋菓子です。
トゥールーシュ・リーテシュと読みます。元々はオーストリアの家庭料理のものらしいです。
パンだと思っていましたが、何を巻くかによって食事にもなるし、お菓子にもなり得るもののようです。
シュトゥルーデル(独: Strudel)は、詰め物を幾層にも巻く甘い菓子であり、クリームを添えて供されることが多い。18世紀にハプスブルク君主国中で知られるようになり人気を得た。
シュトゥルーデルはオーストリア料理と最も結びついているが、以前のオーストリア=ハンガリー帝国に属するこの地域全体の伝統的な菓子である。 国外ではあまり知られていないが、特に肉や野菜をくるんだものは粉の食事(Mehlspeise)とも呼ばれ、その名の通りそれだけで立派な食事として扱われることも多い。
最も古いシュトゥルーデルのレシピは1696年の手書きのレシピであり、ウィーン市立図書館が所蔵する[1]。この菓子は東ローマ帝国または中東の菓子と類似した起源を持つ(バクラヴァおよびトルコ料理参照)[2]。それがクロアチアとボスニア経由でオーストリアの食卓に持ち込まれているため、ブレクからの派生といえる。
他にもイタリアのピザ生地の元になった等、様々な菓子や料理の元であるという説がいくつもある。
ブダペスト中央市場にて
今日は、ブダペスト中央市場にある店のシュトゥルーデルの紹介です。お菓子やさんやスーパーで適当に手に入るので、別にここでしか取り扱われてないというものではありません。
今回はカッテージチーズシュトゥルーデルを食しましたが、他にも色々味があります。
左からAlmás rétesはリンゴのシュトゥルーデル、Cherry Poppyのシュトゥルーデル、Sour Cherryのシュトゥルーデルとなっています。
このお店は、中央市場にあるだけあって、ものの品質や保存も良いです。というのは、他のところでは、野ざらしに放置されていることも多々あるためです。ただ、ちょっとお値段が張ります。
現在非常事態宣言も出ており、観光客はほとんどいないと思われますが、市場は賑わっていました。このケーキ屋さんもたくさんの人が奥にある普通のパンを買っていました。ケーキを買う人はレアなのでしょうか。
食す
買ってみました。写真の半分のサイズもあります。今回は大きい方を買ってみました。
白い袋に包まれてますが、シュトゥルーデルから滲み出る油によって一瞬で湿っていきますので、注意しましょう。
購入し、市場の前の公園にて私が食べる時点で、紙の袋の上下の面は油にすっかりと浸ってしまい、多少難儀でした。
肝心の味わいですが、濃厚なチーズケーキを食べているような感じです。舌の上でじっとりと溶け、乳脂肪分が口全体に広がります。
コーヒーとともに食べたら最高でしょう。
ご賞味あれ!