ハンガリー狂詩曲

ブダペストに住む思考の軌跡

エッチェリ市場にいってきたよ

ブダペスト郊外にエッチェリ市場(英名: Ecseri Flea Market)という蚤の市があります。そこに行ってきました。

クーバニャ・キシュペスト駅(Kőbánya-Kispest)の南にあるバス停からバスで9分、Vas Gereben utcaというバス停でおりるとつきます。

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市場入り口外観
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市場は塀に囲まれていますが、入り口には、Ecseriという黄色い文字プレートがあるのですぐ見つけられると思います

なんでも、ここではもう製造中止になった家財や工具を見つけることができ、またその価格は自身の交渉力次第だということです。

入ってみた。

入場は無料です。特に、入場を監視している人もいないので、ふらっと立ち寄る感じで、入れます。

週末午前中に訪問しましたが、そこまで賑わっているという感じではありませんでした。店舗数軒につき1組の客が熱心に、店のオーナーに話を聞いていました。

私は、30分ほどぶらぶらしてみましたが、よく言えばアンティーク、悪く言えばガラクタというような物品で溢れ買っていました。

西洋風のオールドファッションのものが好きな人にはたまらないでしょう。

東南アジアのお土産やさんの屋台の道を歩いている時のような混沌さを感じました。値札は貼られておらず、欲しいものを交渉しながら価格調整していくと行った感じでしょうか。

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屋外での販売。この季節かなり直射日光が強い。

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アーケードの中では絵画も見られる。

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アンティークの食器。掘り出しものもあるのかもしれない

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ハンガリーでは乗馬が盛ん。蹄鉄も売っている

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オールドファッションなカメラ。果たして動くのだろうか

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ナチュラルに展示されている銃たち

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どの国の武具かわからないが、ナイフや刀もいろんな店で見られる

店員さんは、というといたりいなかったりします。誰がどの店の担当なのかはよくわかりませんが、熱心にみてると多分寄ってきてくれるでしょうから、大丈夫だと思います。英語は通じるのかはわかりません。

食事

市場中央にはアーケードによるエリアが存在します。その真ん中あたりに食事できるところがあります。

ランゴーシュなどが安価に食べられ、また飲料も購入可能です。軽食程度のものしか扱われてないので、ここでがっつり食事するというのには不向きです。

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唯一の食事処

トイレ

ハンガリーでは、公衆トイレは少なく、トイレに困ります、しかし、この市場でも敷地奥にトイレがありますのでご安心を。

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入り口に年配の女性がいて、100Ft払うと使用できる

万が一のために、紙は持参してください。市場の近くにALDIというスーパーもあります。

まとめ

クーバニャ・キシュペスト駅からは、閑静な住宅街を抜けた、幹線道路のような道の脇に、市場はあります。周囲に目立った観光地も特にないので、この市場をメインで訪問することになるでしょう。ブダペスト中心街からすると遠出になりますが、ここでしか味わえない雰囲気、情緒が確かに存在します。

雨量の少ない、この国の陽光の元、掘り出し物の物品が並んでいます。全く初めてであるものの、不思議などこか懐かしい、レトロなものが扱われています。

各店舗のオーナーは、基本的に椅子に座ってぼんやりと佇んでいて、東南アジアのような押し売りはありませんが、猥雑な活気もそれほどなく落ち着いた雰囲気です

のんびりと品をみていくといいでしょう。