ハンガリーで英語を使うということ
日本以外の国でみんなが英語を使えるわけではないのです。
当たり前の話ですが、英語が母国語の国の方が世界的に見て少数です。
そういうことも、海外に行ってみないと分からないものです。私もかつては 海外はだいたい英語が通じるだろうということを思っていましたが、案外そうじゃないというのを様々な国で感じました。
そしてハンガリーでは(正確にはブダペストでは)、英語があまり通じる感じがしていません。
これは私の英語の発音が悪くて通じてない、というよりそもそも相手が英語を学んでいないという状況です。
もちろん、ブダペストの中心街のお店では通じます。それはシンプルに観光地だからです。東南アジアの観光地で日本語が通じるのと同じことです。加えて、政府機関や教育機関でも通じます。
実際どういう時に英語の通じなさを感じたかというと、例えば、空港からバス移動するときのバスの運転手は英語が通じませんでしたし、スーパーのレジの方も英語は通じません。ジムの利用時も、スタッフによっては通じません。
ローカルな部分に入り込むほどハンガリー語の必要性に迫られます。
私が「あ、英語が通じないな」という判断をするのは、こちらから英語で話しかけても英語で返答がない場合です。
しかし、ハンガリー語でかなり積極的に何か返答してくれます。私はハンガリー語を理解しないので、内容はわかりませんが、きっと良いことを言ってると思います。
EF EPI
世界規模の英語能力ベンチマークとしてEF EPIと呼ばれるものがあります。
EF English Proficiency Indexの略で、EF英語能力指数というものです。
EF English Proficiency Index - Wikipedia
これは国別での、成人の英語能力ランキングです。
測定方法や受験者などの情報はこちらにかいてあります。
2011年から発表が始まったもので、2019年10月に9回目の発表があったそうです。ということは2020年9月の現在、2020年の発表はまだでしょう。
2019年のランキングはこちら
ハンガリーは15位に位置してます。Gradeでいうと最高クラスのVery Highには入ってないものの、Highの最上位です。
うむ、悪くない。
悪くないものの、この評価と自分の体感にはギャップがあります。
なんで15位で英語がこんなに通じないんだ。
EF EPIのような評価体系が、英語能力の国の実状況を正しく反映できてないというところでしょうか。
日本は53位ですね。これから頑張って欲しいところです。
ハンガリーで英語を使うということ
EF EPIのランキングは悪くないものの、実際の生活上、英語が通じるシーンは限られていますので、そこまで英語を使おうという気がまず起こりません。生活のためならハンガリー語ができた方が何倍もいいでしょう。