マンガリッツァ豚のイベントに参加してみたよ2
国宝 - マンガリッツァ豚
昼食を終わらせたところで、今回の目玉である国宝をみにいくことにしました。
このフェスティバルのどこにあるのか、ぶらぶらしていると、看板がありました。
その看板の背後に何やら小屋があります。
いました。
3種類の毛色別に小屋があり、各々に数頭ずつマンガリッツァ豚はいました。そして日陰で寝ていました。そして濃厚な匂いと大量のハエがいます。
この豚は一体なんなのか気になって調べてみました。
マンガリッツァ豚は、唯一のハンガリー 原産の豚の品種であり、2004年に国宝認定されてから、地元の農家へは政府から資金的援助をしているそうです。
もともとマンガリッツァ豚は4種類存在していました。
- blonde -> 画像でいうと国宝2です
- red -> 国宝1です
- swallow-bellied -> 国宝3です
- black
しかし、blackの品種は20世紀初頭に絶滅したそうです。 全身に生えている豊かで太い毛は、寒さだけでなく熱からも豚を守るためのものです。冬になると全身の毛は長く、太く巻いていきますが、春になると、ブロンドの光沢を帯び、硬くなります。夏は毛皮は、春よりも薄く滑らかになるそうです。この特徴のおかげて、マンガリッツァは寒さに強く一年中外で飼育することが可能だということです。
このような特徴をもつ豚としては、世界にはイギリスのリンカーンシャー カーリーコートという品種がいるそうです。
どうしてこのような進化をしてきたのか非常に興味深く、いくつか文献を読んでみたいなと思いました。
さて肉としての性質ですが、一般的な豚が、体脂肪の比率が50%を超えないのに対して、マンガリッツァ豚は、65〜70%は脂肪でもっとも脂肪率の高い豚のひとつのようです。
ざっとこんな感じでしょうか。非常に珍しい豚だということがわかりました。
現地の人にとっても珍しいのか、子供をはじめとして老若男女ともに楽しそうに観覧していました。フェスティバルの中心で豚小屋の強烈な匂いがしていました。
さて、そのあとはフェスティバル周辺を観光しました。
- 聖イシュトヴァーン大聖堂
- 遺跡公園
をみました。
聖イシュトヴァーン大聖堂
フェスティバルを北東に抜けると、その奥にバロック様式の聖堂が見えます。これは、聖イシュトヴァーン大聖堂(英名: St. Stephen's Cathedral Szekesfehervar)です。二本の塔が天に屹立し、三体の聖者の像は過去と未来を永遠に見つめています。
私が到着下ちょうどその時、この正面の豊かに生える芝生のところで結婚式が行われていました。きっといい記念になることでしょう。
遺跡公園へ
聖イシュトヴァーン大聖堂よりさらに、北東に10分程度あるくと、遺跡公園(英名 Medieval Ruin Garden)があります。ここは、イシュトバーン1世が建立したロマネスク様式の大聖堂の跡地です。どういうことかというとオスマン帝国の来週時に聖堂は破壊されてしまったのです。現在ではここは公園として観光地となっています。
受付の方は英語が通じ、「どの種類のチケットか?」と聞かれるので「アダルト」と答えました。700Ftで買えます。 学生の方は「スチューデント」と答えましょう。
ここの観光の仕方ですが、非常に難しいです。というのは、この公園の全容はほぼ外から見えるからです。チケットで中に入るとここの歴史経緯の資料や跡地を自分の足で踏みしめるということはできます。
ツーリストインフォーメーション
さてこの辺を観光するにあたっては、ツーリストインフォーメーションが利用できます。このフェスティバルはAlba Plazaの前の広場で行われています。例えば、トイレですが、Alba Plazaの中のトイレは利用に100Ft硬貨が必要です。100Ft硬貨を持ってなかったので試しに手元にあった、200Ftの硬貨を入れても使えませんでした。
そこで、ツーリストインフォーメーションで紙幣を渡すと両替してくれます。またさらに、無料の公衆トイレの場所も教えてくれます。
総括
移動にそこそこ時間はかかりますが、楽しめました。入場も無料で、あれ気づいたらフェスティバルに参加してる?という状態です。思いの外、マンガリッツァ豚の要素は薄かった気がします。
フェスティバル会場の客層をみると、アジア人らしき人は私だけでした。都合があれば、他の土地で開催されるフェスティバルにも参加したいと考えています。
マンガリッツァ豚の味は?食べてないのでわかりません。