ハンガリー狂詩曲

ブダペストに住む思考の軌跡

安いピザの秘密

インターネット上の情報に

ハンガリーでピザが100円で食べられる

と、ハンガリーの風景をバックにピザを掲げた写真があったりします。

多少の値段の前後はありはするものの、確かに安くピザの一切れが食べられます。

例えば、駅でこのような感じで、「おお、これでこの値段かー。安いなぁ」と思う程度のクオリティと大きさでピザが売っていて、当初はびっくりしました。

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360 Ft!! 日本円で120円くらいです

気になるのは、安いことはインターネット上にあるものの、だいたい味の感想はないです。

不思議なことです。

ピザの干物

安いのですが、ほぼ干物のような状態となってます。

これらのピザは、おそらく朝焼き上げられてからは、閉店まで天日干しならぬショーケース干しされている状態で、購入されるのを待っているのです。

天然の湿気と乾燥に身を委ねているピザたちが写真のピザたちなのです。

このピザの旨さ曲線は、早朝に最高点を極めたあと、そこからひたすら下降を辿っていると推測します。

なので、早朝はきっと美味しいです。

たまにレンジでチンして出してくれるところもあります。ありがたいですね。

しかし、チンしたところで溶けて固まってしまったチーズの変性は不可逆です。

その質感といったら。

食べ物に関しては、安さと質はトレードオフだと、毎回見かけるたびに思い知らされます。