ハンガリー狂詩曲

ブダペストに住む思考の軌跡

ラーコーチ・トゥーローシュを食べたよ

ブダペスト中央市場は、なかなか面白くて時間があるとついつい行ってしまいます。

今回は、ラーコーチ・トゥーローシュ(Rákóczi túrós)というのを食べてみました。

これを買ったのは、パン屋さんの上段にあって目立つ見た目だったので、買ったのに過ぎず、調べてみるとハンガリーの銘菓だと知りました。

食との予期せぬ出会いというのは、滞在中の楽しみの一つです。

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ここで買いました

↓前回のエクレアの記事

hungaryrhapsody.hatenadiary.com

ラーコーチ・トゥーローシュは、ラーコーチ・ヤーノシュさんが考案したケーキです。彼の名前を冠したケーキということです。

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ラーコーチさん

Rákóczi János – Wikipédia ラーコーチさんは、社会主義時代のハンガリーの美食界においては重鎮のような人物だったようです。 1958年、彼はブリュッセル万国博覧会ハンガリー館の厨房を率い、ソビエト党のフルシチョフ書記はパプリカチキンを2回も食べたらしいです。

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推定16cm四方です。

隣にあったアップルケーキも美味しそうだったので買ってみました。

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計780ftでした。現金で払います。

食す

さすがに公園で食べられそうになかったので家で食べることにしました。

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アップルパイは、シャキシャキとしたりんごの食感、りんごの甘みもあります。パイ生地もしっとり甘く、満足度が高いです。

そして、ラーコーチ・トゥーローシュです。アップルパイががつんと重かったので、時間を開けて、食べました。

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購入時点で潰れてしまいました

フォークを突き刺すと、泡が潰れて起こるシャリという音がします。多少乾燥することによって硬度をました微細な泡です。

泡の上はアプリコットジャムだと思われます。

下はチーズケーキとパイ生地になっています。

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口に入れると、カッテージチーズの多少癖のある味が口内で広がります。もぐもぐとしたときの風味は以前たべたシュトゥルーデルとかなり似てました。

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美味でした。色々な店の物を食べてみたいと思います。

おまけ

ブダペスト中央市場の大通りに面した入り口には寒さ対策のためだと思われるカーテンがついてました。

分厚くて重たいです。

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結構分厚いです